気持ちと時間が比例する 嗚呼あたし一生貴方しか愛せないな

 

最近未来を考えることが多くなった(気がする…)

今をどう生きればあたしが思い描く貴方との未来に繋がるのかしら

心の信号機は貴方に出会って青に変わったの

 

 

 

 

 

カラオケ行ったり、買い物行ったり

友達と一緒に騒いで、たまに声かけられた男と遊んで、あ−あ男ってどいつも一緒だなぁなんて笑いあって…

そうやって過ごす私の日常は毎回ある着信によって非日常の自分へと変わるのだ

 

 

−メールきてるよ−」

「ん−?あ!!!」

「誰からぁ?」

「彼氏カラ〜。あ、ごめん!!今から会えない?だって−v」

「えぇ−あたしらより彼氏優先なの−??」

「ん−まぁ…」

「…さぁ、前だったらあり得なかったよね−」

「彼忙しいから、会える時にちゃんと会っておきたいの−」

「ふぅん…」

「そ、んじゃ。また明日会お−ぜ−」

「ばいばぁい」

 

 

どんな男と付き合ってもこんなにのめりこむ事はなかったのに

結局相手が笹塚さんだからでまとめちゃう自分はどうしようもないくらいバカな女なのだ

でもそんなに冷静でもいられないぐらい彼を好きになっていく自分も嫌いじゃないなって最近思えるようになった

 

「もしもし?笹塚さん?」

「あぁ、。ごめん急に…無理なら良いんだけど…」

「ううん、無理なんかじゃないよ。むしろ嬉しいし」

「そっか。じゃぁ…何処で会おうか」

「笹塚さんち行ってもいい?」

「俺の家?良いけど…何も無いよ?」

「いいのいいの。じゃあ待ってて。」

「迎え行こうか?」

「ううん、すぐだし。歩いていくよ」

「じゃぁ、待ってる」

 

 

自炊を滅多にしない彼

だからあたしが行ける時に行ってなにか食べさせないと本当にお酒と塩とかで済ませちゃう人だから

 

「買い物は…二人でしよっかな」

とりあえず、今は彼の家に着くことが最優先!

足早に進む

途中でスキップをしそうになったけど

なんとか理性が働いてくれた(スキップとか遠足を控えた子供じゃあるまいし…)

 

 

 

 

家のインターホンを押す

ドアが開いた

「到着−」

「さんきゅ、えっと…きて早々悪いんだけど…」

「なに?」

「客が来てさ…すぐ終るとは思うけど」

 

玄関に笹塚さんの靴に紛れて黒のエナメルパンプスが綺麗に揃えてあった

 

 

 

 

え…

 

女の人…?

 

 

 

 

「誰?」

「大学時代の友人」

「そか、じゃぁそこのコンビに行ってるよ」

「え?」

「いいからいいから!!買い物してるからさ。終ったら迎えにきてよ」

「…悪い…」

「じゃ、また後で」

 

 

爽やかに笑えてたかしら…

内心はドギマギしてて…

コンビニに向かう足はさっきより歩幅はでかく、速く、そして重いものになった…

 

 

 

 

 

雑誌を読んでても全然頭に入ってこない

ペラペラとページをめくるだけ

 

 

 

 

 

 

読み終わり雑誌を元に戻そうと顔を上げた

視線の先に笹塚さんと彼女が並んで歩いてくるのが見えた

周りから見たって絶対恋人に見られてるってぐらいお似合いの雰囲気…

 

目をそらしたって何も変わらない

けど見てなんかいられない急いで2冊目の雑誌を手にとり目を移す

 

 

 

、ごめん」

笹塚さんがやってきた

「ううん。早かったね。もういいの?」

「ああ。彼女追い返すなって怒られたよ」

「あははなにそれ−面白いね。」

「本当に悪い・・・」

「気にしてないし。ね、そんなことより買い物、行こう!今日はあたしが料理作ったげるから!!」

 

笹塚さんの背中を押しコンビニの出口まで向かう

 

ふと後ろを彼女のいる横断歩道を振り返る

 

目が合った

私よりも随分大人で綺麗な人…

負けたくない

精一杯余裕の笑みをつくってみた

返された笑顔はやっぱり綺麗で儚い感じがした…

 

 

 

 

 

未来の交差点
あぁ、守ってやりたい女ってこんな感じなのかな…

 

 


というわけで(ど−いうわけだ)彼女サイド
この2つのネタ風呂の中で思いついた…
いいとは思ったんやけどどうもあたしが書くと;
文才欲しいな−…
(2007127)