甘い匂い・・・・

嫌いだった

どこかのなまけものを思い出す

 

 

黒く長い髪・・・・・

見てるとイライラしてた

どこかのくそ真面目な奴を思い出す

 

 

楽天的な性格・・・・

一緒にいてすごく嫌な気分になってた

どこかの大馬鹿を思い出す

 

 

「ん・・・・・」

「あら、起こしちゃいました?」

「なんだ、またこのお香焚きやがって」

「好きなんですvv甘い香りお嫌いですか?」

「別に」

 

本当は大嫌いだけどな

 

「良かった。晋助様、最近お疲れでしょう?甘いものって疲れにいいの 

 でも食べるの嫌いっていうからせめて匂いで癒されて?とか言ったりしてvフフフ」

 

いつから俺はこんなふぬけた男になり下がったのか

たった一人の女に縛られ 毎日のように遊郭に通う

だらしの無い笑顔、理解しきれない言動、行動、甘い匂い、長い黒髪

全てが億劫のはずなのに 全てが愛しく感じる

 

「・・・・今、でっけェプロジェクト考えてんだ」

「はぁ。」

「俺たち侍は、剣はまだまだ滅んでねぇっての見せ付けてやろうと思ってな」

「まぁ、素敵な計画ですね 首謀者は晋助様ですか??」

「あぁ、色んな強者揃えてな 鬼兵隊ってぇの作って」

「鬼兵隊って、あの攘夷戦争の時につくりはったの・・・ですか?」

「そうだ この戦で侍を奮い立たせる、桂も最近はだらだらしやがって 役に立ちゃしねぇ」

「銀ちゃんが許さないとおもうけどねぇ〜」

 

は?

 

「・・・・・なんでお前銀時を知ってんだ」

「ひ・み・つvv」

「・・・・・・・」

「顔怖い」

「うっせ」

 

 

「・・・・・・お客さんなの、彼も。」

 

遊女だから客をとるのはあたりまえだ

ヤキモチなんてらしくねぇ でも、こんな当たり前のことにも苛立つ

 

「・・・晋助様・・・?」

「もっとでっけェ男になって俺だけをみさせてやるよ」

「フフフ・・・・楽しみですわvv」

 

そうやってまた抱き合い 求め合う

 

逃れられない 止められない 終れない

 

「アイシテル?」

「誰が?」

「素直じゃないんですね」

「あァ?」

「かーわーいーいー」

「テメェ」

「あん 怒っちゃ嫌vv」

「そろそろ黙れ」

 

 

 

甘い匂い・・・・

嫌いだった

どこかのなまけものを思い出す

 

黒く長い髪・・・・・

見てるとイライラしてた

どこかのくそ真面目な奴を思い出す

 

 

楽天的な性格・・・・

一緒にいてすごく嫌な気分になってた

どこかの大馬鹿を思い出す

 

 

 

 

全て昔の話

今ではその全ての条件がお前に通じてる

嫌と好

以外に密接な関係があるのかもな なんて柄にもねぇことを考えながら店を出た

待ってろ  すぐに迎えに行ってやっから

この世界もお前も全て俺のモノ

 

 

 

 


後書き
・・・・・・・わははは!!設定わかりますかぃ?
一応高杉さんですわよv今週号にやられたっちゃ☆(彰ぁvv)
主人公と銀ちゃんは別に関係はない!ただただ知り合いなだけ
もぅ、知るか!!!!!わーん!!!ヾ(T□T)ノシ